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夜叉鬼想伝(1)
シリーズ
夜叉鬼想伝(3)
異界からの来訪者・鬼は、徐々に都を侵し始めた。帝の理解のもと、人と鬼が争わずに共存できた時代は終わろうとしている。かつては人間としての情愛を持ち、「薫衣の君(くぬえのきみ)」という名をもらった男も、いまや冷徹な眼を持つ魔物と化してしまった。彼に付き添う一つ眼の少女「みづは姫」は、京で起きた混乱が鬼の総帥「義童」の復活によるものだと看破する。だが、人界に舞い戻った義童は、かつての優しさを失い邪気の塊りとなった。欲望のままに暴走し、大きな争いを起こさないとも限らない。鬼とその眷属に黒雲のような不安が広がってゆくが……? 平安時代を舞台にした大河ファンタジーロマンス、シリーズ第3巻!
夜叉鬼想伝(5)
皇太子として生まれながらも、その秘密ゆえに幽閉同然の生活を強いられてきた藤峰(ふじみね)。幼い日に憧れた人物「薫衣の君(くぬえのきみ)」とようやく再会を果たしたが、あろうことか相手は鬼の一族だった。黒かった髪は白銀になり、優しかった瞳はつめたい蒼色に輝いている。変貌に驚きつつも、藤峰は彼を信じ、現実を受け入れようとするのだった。いっぽう、禍々しい力を秘めた魔人・巳影(みかげ)が妖気をかぎつけ、2人のいる屋敷に迫る。鬼族を激しく憎み、殲滅せんとする巳影。その正体とは!? 都でも悪鬼たちが姿を現わし、ついに混沌とした戦いが始まろうとしていた。「夜叉鬼想伝」シリーズ、クライマックスが近づく第5巻!
夜叉鬼想伝(6)
人間と鬼、たがいに決して相容れぬはずの2つの種族。しかし孤独な皇太子・藤峰(ふじみね)と強大な鬼である薫衣の君(くぬえのきみ)は違った。出会いから長い年月を経て、両者は再び心を通い合わせることができた。姿形は大きく変わっても、もう離れることはない。固い絆と共に寄り添う2人だったが、薫衣の君に従う魔族・焔(ほむら)の身体に異変が起き、平穏は破られる。邪悪な意志を増加させ、焔の精神を食い破ろうとする「柏部(かしわべ)」。ついに惨劇が巻き起こり、鬼の眷属は一転して窮地に追い込まれた。さらに、人間であるはずの藤峰が秘められた力を目覚めさせ……。超常の者どもの、愛情とエネルギーが衝突する。平安時代に繰り広げられる幻想ロマン、最新第6巻!