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星のローカス(1)

連載

次回更新日
-
作者
小山田いく
出版社
大洋図書
ジャンル
青年漫画 恋愛・ラブコメ
タグ
純愛 学園

あらすじ

機械工場を経営する父親に従い嫌々、工業科の高校に進学した二木聡。 入学条件として、希望の「家を出ての下宿暮らし」は認めてはもらったものの、志望していたイラストレーターの道に進めなかったことに悶々としながら同じ下宿の同級生、長尾友幸と共に毎晩窓から星を眺める日々を送っている。 聡の幼馴染で同じ機械科に通う阿見志保里はそんな聡に想いを寄せ、聡の部屋に足しげく通って聡の面倒を見ているが、聡はそんな志保里のお節介が少し鬱陶しいのであった。 そんなある日、聡は同じ高校の普通科に通う瀬ヶ崎美鈴からラブレターを受けとる。 これを機に自分の生き方に自分なりの軌跡(ローカス)を描いてみたいと思う聡だったが、それを知った志保里は…。 その他、大人の雰囲気と寂しさを持った女性、祖父江夕子との軌跡の交錯を描いた「アリアドネ―の北のかんむり」「コル、スコルピオ」「ふり向いたオルフェウス」などを収録。 自分の道を模索する二木聡、聡を一途に想う志保里、ふざけながらも2人を暖かく見守る長尾と、友人たち。彼らの軌跡(ローカス)は交錯しながら物語を紡ぎ出してゆく…とある田舎町の高校生たちの青春群像を星の神話になぞらえて描く小山田いくの青春ファンタジー! 当時の小山田いく先生の単行本コメント 『冬が好きです。人一倍寒がりのくせに、冬が好きです。日の沈んだ後、南の空に青白く輝くシリウス…明け方近く、東の空に顔を出すオレンジ色のアークチュルスと純白のスピカ……それを積もった雪の中から見上げるのが好きです。 だれでも一度はそうするように、ボクも星々の間に物語を描いてきました。今までずっと…そしてたぶん、こらからもずっと…』

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あらすじ

機械工場を経営する父親に従い嫌々、工業科の高校に進学した二木聡。 入学条件として、希望の「家を出ての下宿暮らし」は認めてはもらったものの、志望していたイラストレーターの道に進めなかったことに悶々としながら同じ下宿の同級生、長尾友幸と共に毎晩窓から星を眺める日々を送っている。 聡の幼馴染で同じ機械科に通う阿見志保里はそんな聡に想いを寄せ、聡の部屋に足しげく通って聡の面倒を見ているが、聡はそんな志保里のお節介が少し鬱陶しいのであった。 そんなある日、聡は同じ高校の普通科に通う瀬ヶ崎美鈴からラブレターを受けとる。 これを機に自分の生き方に自分なりの軌跡(ローカス)を描いてみたいと思う聡だったが、それを知った志保里は…。 その他、大人の雰囲気と寂しさを持った女性、祖父江夕子との軌跡の交錯を描いた「アリアドネ―の北のかんむり」「コル、スコルピオ」「ふり向いたオルフェウス」などを収録。 自分の道を模索する二木聡、聡を一途に想う志保里、ふざけながらも2人を暖かく見守る長尾と、友人たち。彼らの軌跡(ローカス)は交錯しながら物語を紡ぎ出してゆく…とある田舎町の高校生たちの青春群像を星の神話になぞらえて描く小山田いくの青春ファンタジー! 当時の小山田いく先生の単行本コメント 『冬が好きです。人一倍寒がりのくせに、冬が好きです。日の沈んだ後、南の空に青白く輝くシリウス…明け方近く、東の空に顔を出すオレンジ色のアークチュルスと純白のスピカ……それを積もった雪の中から見上げるのが好きです。 だれでも一度はそうするように、ボクも星々の間に物語を描いてきました。今までずっと…そしてたぶん、こらからもずっと…』

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シリーズ

星のローカス(2)

小山田いく

クラスメイトの松井の誘いで美術部に出入りをはじめた聡だったが、正式な「部員」として活動することに対してはまだ踏切りがつかないでいた。 そんな中、部長の小木あい子は聡の美術部入りを強く勧めているが、聡はその中に「部長として」ではない感情も感じていた。 そんなある日、聡がイラストに使うポーズ写真集を持っていないことを知った小木は聡にデッサンをさせるために、自ら服を脱ぎ始めたのであった! そしてそこに志保里が入ってきて…! その他、聡と長尾が旅先で出会った少女との交流を描いた「コーヌ、コピア」などを収録。 自分の道を模索する二木聡、聡を一途に想う志保里、ふざけながらも2人を暖かく見守る長尾と、友人たち。彼らの軌跡(ローカス)は交錯しながら物語を紡ぎ出してゆく…とある田舎町の高校生たちの青春群像を星の神話になぞらえて描く小山田いくの青春ファンタジー! 当時の小山田いく先生の単行本コメント 『ぎょしゃ座、アルファ星・カペラ。この星を見るとなぜか、学生時代、下宿で仲間たちとおでんをつまみながら酒を飲んでいる光景が、頭にうかぶんです。笑っている自分の姿でだけが目に浮かぶんです。 聡もきっと、何年か後に、そんなふうに下宿時代を思い出すんじゃないかな、笑顔の自分と、その笑顔を得る為に苦労した自分に少々満足しながら…』

星のローカス(3)

小山田いく

美術部への出入りを始めてから、イラストを再び描きだした聡ではあったが、部員にはならず、宙ぶらりんなまま夏を迎えていた。 そんな中、聡は、皆で観たカシオペア座とその物語に惹かれ、描いてみたいと思うのであった。 カシオペア…天の川に身をひたし、髪をくしけずる王妃のイメージを追う聡はプールで泳ぐ後輩、三戸田明日音にそのイメージを見出し、思わずプールサイドに歩み寄ってしまう。 非難する女子たちを抑え、聡をかばいながらも何もかも中途半端な聡を非難する明日音。 そんな明日音の想いに聡は美術部に入る決心をするが…。 その他、卒業を控えた元美術部部長の小木あい子がその想いを志保里とユウに打ち明ける「足の下の栄光」など。 自分の道を模索する二木聡、聡を一途に想う志保里、ふざけながらも2人を暖かく見守る長尾と、友人たち。 彼らの軌跡(ローカス)は交錯しながら物語を紡ぎ出してゆく…とある田舎町の高校生たちの青春群像を星の神話になぞらえて描く小山田いくの青春ファンタジー! 小山田先生の当時の単行本コメント 『真夜中に星を見たくなって、よく人のいない通りを、空を見上げたまま歩き回ります。──そして道から外れて転ぶのです。 雪の積もっている季節なら、転んだままでもボケッと空を見てるんですが、ふだんはそうはいきません。ケガをしないうちに、悪いクセは治そうと思うんですが……、やっぱり上を見ながら歩き回り、今日もたぶん転ぶんでしょう。』

星のローカス(4)

小山田いく

直江津で海を眺める聡の胸に去来するものは…。 聡の学校でも進路について話題に上がる事が多くなってきた。 聡はデザインスクールに進学したい旨を父親に告げるが即座に却下されてしまう。 時を同じくして美術部の松井の親戚からイラストの基礎が出来ていない事を指摘された聡は迷い、直江津の大日方五色を訪ねて来たのだ。 その頃、志保里は聡の父と賭けをしていた。 聡が父に逆らって自分の道を追えるか、それとも父に従うだけなのか…。 五色から聡が直江津にいる事を聞かされた志保里は聡を迎えに行く。 目の前に現れた志保里の姿に聡は…? 自分の道を模索する二木聡、聡を一途に想う志保里、ふざけながらも2人を暖かく見守る長尾と、友人たち。 彼らの軌跡(ローカス)は交錯しながら物語を紡ぎ出してゆく…とある田舎町の高校生たちの青春群像を星の神話になぞらえて描く小山田いくの青春ファンタジー! 小山田先生の当時の単行本コメント 『まっ先に思いつく星座は? と聞かれたら、オリオン座、白鳥座…といった答えが多いでしょう。けれど僕の場合はうしかい座です。 月刊誌に何をかこうか迷いながら、雪の夜道を歩いていた時、急に雪がやんで雲が切れました。 そこにオレンジ色の顔をのぞかせたのが、うしかい座の主星アークチュルスでした。あれをかけたら…、それが「星のローカス」になったのです。だからうしかい座は、僕にとって記念すべき星座なのです。』

星のローカス(5)

小山田いく

季節は廻り、聡たちにも卒業の季節がやって来た。 父からデザインスクールへの進学の許しを得た聡、自らも専門学校へ進学し、聡の傍に住むことを決めた志保里、親戚のスナック「赴嶺夜(フレイヤ)」を継ぐことを決めた夕子、その中で、長尾の進路はまだ決まらずにいた。 そんな時、一人の女性が長尾の元を訪れる。 そしてそこから友幸の秘められた過去が少しずつ明らかになってゆくのだった…。 聡たちが自らの道を歩き始める一方で先の見えない友幸。 彼の軌跡(ローカス)はどこに向かって行くのか…。 自分の道を模索する二木聡、聡を一途に想う志保里、ふざけながらも2人を暖かく見守る長尾と、友人たち。彼らの軌跡(ローカス)は交錯しながら物語を紡ぎ出してゆく…とある田舎町の高校生たちの青春群像を星の神話になぞらえて描く小山田いくの青春ファンタジーの最終巻! 珠玉の短編読み切り作品『ヘスペリス・ブルー』『ドリュアス エン』『雪のポックル』も収録。 小山田いく先生の当時の単行本コメント 『「星のローカス」完結です。でも未だに気になることがひとつあります。「長尾のやつどこまで行く気だろ?」、「もう赴嶺夜(フレイヤ)に戻ったろうか?」等々、長尾のことばかり頭に浮かんでくるのです。 全35話。たった35話でした。けれどまぎれもなく三年間でした。空ばかり見てすごした気持ちのいい三年間でした。』

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