あなたにホの字(2)

こやまゆかり

最高のカップルとウワサの茅子と満。お正月休みに満に内緒で行ったスキー旅行で、まさかの連続。彼の実家を訪れて両親に会っちゃいました。バレンタインデーにもひと悶着起きて、ハプニングだらけ。周りの恋愛模様を眺めてたら、「結婚」の二文字がちらついてきちゃって、満は本当はどう思ってるのかな、愛されてるのはわかるけど、結婚とか考えてるのかなって、何だか気持ちがズレてくような…。これって、別れの予感!?

あなたにホの字(3)

こやまゆかり

結婚を意識し始めた茅子だけど、その話になると満にははぐらかされてばかり。そこへ茅子が昔からあこがれていた斉賀先輩からプロポーズされる。満も茅子もお互いに思いはあるのに、ちょっとした気持ちのズレで、二人は距離を置いてしまう。このまま終わってしまうの？　それでもやっぱり愛してる。だとすれば、どうすればいい？　素直になろう。これほど愛しく思った人などいないのだから――。

あなたにホの字(4)

こやまゆかり

いろいろな食い違いもあったけど、やっとお互いの意思を確かめ合い、結婚へと踏み切った茅子と満。とはいえ、避けて通れぬ道がある。次に待ち受けるのは、それぞれの両親へのごあいさつ。年末年始のお休みを使って、まずは茅子の両親へ、それから満の両親へと臨むが…。果たして二人は、この難題を乗り切ることができるのだろうか？　そして、バレンタインデーの日、二人の未来を決める運命の時が訪れる――。

あなたにホの字(5)

こやまゆかり

茅子と満の恋も、ついに結婚まであとわずかに。でも、新居も探さないといけないし、新婚旅行の手配もしなきゃ。ああっ、式場はどうする？　引き出物とか衣装とか、決めなきゃいけないことばかり。ウキウキした楽しい忙しさだけならいいけど、お金のことでぶつかったりと、このままじゃマリッジブルーになっちゃう!?　…いえいえ、あなたにホの字の二人なら、どんな困難でも簡単に乗り切ってしまうのです。

あなたにホの字(6)

こやまゆかり

ハプニングがありながらも、思い出深い結婚式を挙げることができ、晴れて夫婦となった茅子と満。これからはスイートな新婚生活を送れると思いきや、一緒に暮らすことで初めて見えてくる満の素顔に、戸惑ったりぶつかりあってしまったりと、理想と現実がこんなにも違うということにちょっぴりショックを受ける茅子。そんな中、満の姉の子供を1週間も預かることになってしまうのだが――。

あなたにホの字(7)

こやまゆかり

茅子と満が結婚して１年が経ちました。ここのところ、お互いちょっと馴れ合いになってしまって、恥じらいなんかどこへやら。このままじゃ男女の緊張感がなくなってしまうと不安を覚え、いろいろと手を尽くす茅子。義両親ともうまくやらなきゃいけないし、仕事と家事の両立も難しいしと大忙しな中、満が１か月もの長期出張に行くことに。初めての別居生活に二人の結婚生活にも暗雲が――？

あなたにホの字(8)

こやまゆかり

結婚生活も３年目の茅子と満。倦怠期なんてどこ吹く風で、まだまだトキメキありだけど、そろそろ子供が欲しいけど、どうしよう。まだまだ先でもいいかなと思ってたところで、満が主任に昇進。先にマイホームを手に入れようとてんやわんや。小さいながらも二人の城をかまえられ、新しい生活へ。相変わらずケンカばかりの毎日だけど、二人の絆は深いところで結ばれてるから、きっと大丈夫。そうだよね――!?

あなたにホの字(9)

こやまゆかり

結婚生活も４年目に突入の茅子と満。生活のことや互いの家族のことでもめたりすることもあるけれど、まだまだホの字な二人です。そんな中、二人の共通の友人カップル、五橋とたつみが結婚に向けて動き出したはいいものの、何やら問題続出な様子。応援したり助けてあげたりしたいけど、こればかりは二人の問題だから、どうしたものやら。なんてところに、茅子の妹の水絵も「結婚なんて…」と言い出す始末で――。

あなたにホの字(10)

こやまゆかり

茅子と満も気づけば結婚５年目。周囲の「子供はまだ？」攻撃の中、ついに茅子がご懐妊に！　つわりとか体形の変化とか、出産後の仕事はどうしようとか、こんなにいろんな悩みに振り回されるのは女だけ？　女はマタニティライフを楽しむことはできないの!?　でも、日に日にお腹の中で成長していく赤ちゃんへの思いは増すばかりで、早くベイビーに会いたいな。もちろん楽な出産でね！

あなたにホの字(11)

こやまゆかり

茅子と満の結婚も6年目になり、ついに待望の赤ちゃんが生まれました。女の子で名前は唯ちゃんです。とってもかわいいけど、ミルクをあげても吐いちゃったり、おむつを取り替えたと思ったら粗相したりと、全然目が離せなくて寝不足な日々です。満にもこの大変さをわかってほしい。そして、ちゃんと３人で向き合って家族になろう。いつまでもいつまでも、「ホの字」のままでいられるように――。